ブタメガネ「それでも今日を生きている」

太っている男のブログ。デブ嫌いはそっ閉じ願います。

<アンドロメダの瞬>と根菜系少年

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photo credit: nattu via photopin cc


聖闘士星矢の映画が上映中だからでしょうか。
久しぶりに「ネビュラチェーン(星雲鎖)」という単語をネットの海で目にしました。
その所為で古傷をえぐられる思いをしているので少し昔話をしようと思います。

聖闘士星矢のアニメが流行ったのは僕が小学3年生の頃だったと記憶しています。
それはもう凄い人気でして男女問わず聖闘士星矢トークで盛り上がっていました。
小学3年生だと8・9歳でしょうか。まだまだ幼い年齢です。
男子の間では休み時間に聖闘士星矢ごっこをするのが流行りました。

配役はクラスのヒエラルキーによって決定されます。
活発でクラスのリーダー格のD君は<天馬星座の星矢>、同じくクラスの中心人物であるH君とU君には<龍星座の紫龍>と<白鳥星座の氷河>が振り分けられます。また主張は強くないですが頭も良く体も大きい為に皆に一目置かれていたM君は<鳳凰星座の一輝>となりました。

もうお分かりかと思いますが、僕には<アンドロメダの瞬>が振られたのでした。
参考:アンドロメダの瞬画像検索結果
<アンドロメダの瞬>は中性的で美しい外見と、優しい性格を持った聖闘士(セイント)です。緑色の頭髪にピンクの聖衣(クロス)を纏うエキセトリックな外見の優男で、皆が野蛮にも素手で殴り合う中で一人鎖を振り回すという意外性もあります。
またブラコンでもあり一匹狼気質の兄・一輝を心配し「兄さん…」などと切なく呟いたりする「男はつらいよ」でいうところの「さくらポジション」の担い手でもあります。

一方僕は小学生の時点ですでに大柄でぽっちゃりしていました。
<アンドロメダの瞬>を野菜で例えるとサニーレタスかベビーリーフですが、僕はかぼちゃ。良く言ってじゃがいも。どちらにしても根菜といった方がしっくりくるタイプでした。

何故この様なミスマッチが成立したのかと言えば、それは偏に<アンドロメダの瞬>の男子人気の低さによるものでした。
誰もやりたがらなかったんですね。
こうして冴えない僕に主人公の一人が振られるというチャンスが巡ってきたのでした。

こうして<アンドロメダの瞬>として日々の学校生活を送っていると愛着も湧いてくるものです。
アニメを観れば「今日は瞬は活躍するのかな?」と応援し、
アクションフィギュアはもちろん<アンドロメダの瞬>を購入、
M君を「兄さん」と呼び、
中庭で「ネビュラチェーーーーン!」と絶叫しながら縄跳びを振り回し、
縄跳びを2組のSさんに当てて泣かせ、
先生に怒られ…。
これ全部、根菜系男子がやってるんですよ?

もうちょっと耐え難い。
アナザーディメンションで僕もどっか飛ばして欲しい。

以下、参考動画

新しい「ネビュラチェーーーーン!」。

映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』 特別映像1 - YouTube

新しい瞬と一輝。一輝ってこんなツンデレなんだっけ?

映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』 特別映像3 - YouTube